ソースネクスト情報漏洩でパスワード再設定より先にやること|他サービスの変更

結論から言うと、再設定は必要ですが急ぐ必要はありません。最優先で動かすべきは、同じメールアドレスとパスワードを使っている他のサービスの変更です。

旧パスワードは会社側ですでに全員分無効化されているため、ソースネクストへの不正ログインは防がれています。

案内メールが本物か迷うときは、リンクを使わず公式サイトを自分で開けば安全に進められます。

再設定画面がつながらない・メールが届かないときの対処法も、症状ごとにまとめました。

目次

ソースネクストの情報漏洩で、パスワード再設定は必要?

結論から言うと、ソースネクストにログインするつもりなら再設定は必要ですが、急ぐ必要はありません。

会社側ですでに全員の旧パスワードを無効化しているため、旧パスワードで勝手にログインされる心配はない状態です(ソースネクスト「お詫びとお知らせ」)。

いま本当に急ぐべきなのは、ソースネクストと同じメールアドレス+パスワードを使っている他のサービスの変更です。

流出した組み合わせを使って、ネット通販やSNSなどへの不正ログインが試される「リスト型攻撃」のおそれを、会社自身が呼びかけています。

ソースネクスト自体の再設定は、アクセスが落ち着いてから時間をずらして進めて大丈夫です。

対応の優先順位を先に示すと、次の3行にまとめられます。

  • 旧パスワードは全員分すでに無効化済み。ソースネクストへの不正ログインは防がれているので慌てない
  • 最優先は同じメールアドレス+パスワードを使っている他サービスの変更。特にメールアカウント・通販・金融系
  • ソースネクスト自体は公式サイトを自分で開いて、時間をずらして再設定。もう使わないなら退会も選べる

流出の概要と、クレジットカードの扱い

まず事故の概要を整理します。

2026年10月15日、ソースネクストは会員情報管理システムへの不正アクセスを発表しました。

不正アクセスの期間は10月9日(金)10時頃から10月13日(火)13時36分までで、原因は会員情報を取得するAPIが不正利用されたことです。

流出した可能性のある件数は22,519,960件(約2252万件)にのぼります(Impress Watchの報道)。

報道で「2251万件」という数字も見かけますが、同じ数字の丸め方の違いです。

流出した可能性のある項目は、メールアドレス、パスワード、氏名、氏名カナ、住所、性別、電話番号、FAX番号、生年月日、会社名、役職名、部署名、システム固有の識別情報(加入サービス・登録日・ログイン日など)です。

登録内容によって、流出対象の項目は人それぞれ違います。

クレジットカード情報は対象のシステムに保存されておらず、流出の対象外です。

カードの利用停止や再発行は不要と、公式FAQが明確に回答しています(ソースネクスト「よくあるご質問」)。

慌ててカードを止めると手間が増えるだけなので、やる必要はありません。

会社は2026年10月15日に個人情報保護委員会へ報告し、10月16日に警察へ被害申告する予定としていました。

1,000人を超える漏えいでは、委員会への報告と本人への通知が義務になるため(個人情報保護委員会)、今回メールや書面で案内が届くのはこの制度によるものです。

パスワードの保存方式は公式ページに記載がなく、報道による会社説明の範囲にとどまる点に注意してください。

報道によると、パスワードは暗号化して保存していたものの、復号できる仕組みに侵入され、読める形で外部に出たことを会社が確認したと説明しています(ITmedia NEWS)。

「暗号化されていたから安心」と受け取るのは危険で、実際には攻撃者はパスワードをそのまま読める状態で手に入れた可能性があります。

なお、補償やお詫びの品、再設定の期限、退会者の扱いについては、2026年10月20日時点で公式の発表はありません。

再設定が必要な人と、退会という選択肢

再設定が必要なのは、ソースネクストのサイトにログインする人です。

筆まめの更新、ポケトークなどの登録情報確認、マイページでの購入履歴を見たい人は、旧パスワードが無効化されているため、再設定しないとログインできません。

一方、もう使わない・ログインする予定がない人は、再設定せずに退会するという選択肢もあります。

退会は専用窓口(電話・メールフォーム)で受け付けています。

通知の対象は2026年10月13日13時36分までに会員登録した人で、メールアドレスがない人には書面で連絡する予定です。

▶ 年賀状ソフトの「ソースネクスト」約2250万件の情報流出か 全会員にパスワードを再設定するよう連絡|TBS NEWS DIG

情報漏洩の際に今日やることの優先順位【他サービスの変更が先】

情報漏洩の際に今日やることの優先順位【他サービスの変更が先】

何を・どの順番で動けばよいかを、表にまとめます。

優先 やること 理由
1 ソースネクストと同じメールアドレス+パスワードを使っている他サービスのパスワード変更 流出した組み合わせで他サービスへの不正ログインが試されるおそれがあると会社が呼びかけている
2 特にメールアカウント(Gmailなど)・ネット通販・金融系を先に変更 メールが乗っ取られると、他サービスの再設定まで奪われやすいと紹介する記事もある
3 使えるサービスでは多要素認証(2段階認証)をオンにする IDとパスワードが盗まれても、ログインを防げる
4 ソースネクストのパスワード再設定(または退会) 旧パスワードは無効化済みのため、急がなくても旧パスワードでのログインはされない
5 不審なメール・SMS・電話・郵便物への警戒を続ける 流出した住所・電話番号を使った連絡が来る可能性がある

なぜ他サービスの変更が先なのかというと、ソースネクスト自体の旧パスワードはすでに使えない状態だからです。

危険が残っているのは、同じ組み合わせを使い回している他のサービスの側です。

リスト型攻撃は、どこかで漏れたIDとパスワードの組み合わせを、様々なサイトで試す手口です。

実は、ソースネクスト自身も以前から、パスワードの使い回しは被害に遭いやすいと警告する解説ページを公開していました(JPCERTコーディネーションセンターも同じ趣旨で注意を呼びかけています)。

この手口による被害は現実に増えています。

IPA(情報処理推進機構)によると、2025年7月には不正ログインの相談件数が月144件と最多を記録し、漏れたID・パスワードを使う手口が原因の1つとされています(IPA)。

新しいパスワードを、また他のサービスと同じものにしてしまうと、次にどこかで漏れたときに同じ被害を繰り返します。

新しいパスワードの作り方は、公的機関の目安に沿うのが確実です。

JPCERT/CCは12文字以上を目安に挙げ、複雑さよりも長さが大切だと説明しています。

IPAも「できるだけ長く・複雑に・使い回さない」を基本とし、多要素認証を使えばIDと1つ目のパスワードが不正利用されてもログインを防げると案内しています(IPA「不正ログイン対策特集ページ」)。

サービスごとに覚えるのが難しければ、パスワード管理ソフトの活用も有効です。

また、ウイルス感染が疑われるパソコンで変更すると、変更後のパスワードも盗まれかねないため、その場合は別の安全な端末から作業するのが望ましいと、ソースネクスト自身のコラムでも説明されています。

ソースネクストのパスワード再設定の手順【メールのリンクを使わない方法】

ソースネクストのパスワード再設定の手順【メールのリンク

公式サイトを自分で開いて進める4段階の手順

再設定は、ログインしようとすると画面の案内に従って進められる仕組みです。

ここでは、案内メールのリンクを使わず、ブラウザでソースネクスト公式サイトを自分で開いて進める方法を基本として紹介します。

パスワードを忘れたときの流れは、以前からある公式サポートページに4段階で載っています(ソースネクスト総合サポート)。

段階 やること 注意点
1 「ソースネクストID・パスワードをお忘れの方へ」の画面で、登録メールアドレスを入力して送信 メールアドレスの打ち間違いに注意
2 届いたメールに書かれた再設定用URLを開く URLの有効期限は1時間。届いたら早めに開く
3 ソースネクストIDを確かめ、新しいパスワードを2回入力して送信 他のサービスと同じパスワードにしない
4 「パスワード登録終了」の画面が出たら完了 IDとパスワードは安全に保管する

再設定用URLの有効期限は1時間なので、メールが届いたらすぐ開いて作業してください。

期限が切れたら、もう一度メールアドレスを入力して新しいURLを受け取ればやり直せます。

案内メールは本物?偽メールとの見分け方

「お詫びとパスワード再設定のお願い」というメールが本物かどうか迷う声が、Q&Aサイトなどで多く寄せられています。

公式の立場としては、登録メールアドレス宛にお詫びとご案内を順次お送りすると公表されているため、案内メール自体は実際に送られています。

ただし、同じお知らせの中で、ソースネクストや関係先を装った不審なメール・SMS・電話・郵便物に注意するよう呼びかけてもいます。

本物か偽物か迷ったら、メールのリンクは使わず、公式サイトを自分で開くのが安全です。

警察庁は、メールやSMSのリンクを押さず、ブックマークや公式アプリからサイトを開くよう勧めています(警察庁「フィッシング対策」)。

この方法なら、届いたメールが本物でも偽物でも、偽サイトにパスワードや個人情報を入力してしまう事故を避けられます。

具体的には、ブラウザでソースネクスト公式サイトを開き、ログイン画面または「パスワードをお忘れの方」から進むだけで足りるのです。

身に覚えのないメールやSMSのURL・添付ファイルは開かず、不審なサイトに個人情報を入力しないでください。

これは公式お知らせが呼びかけている注意点そのものです。

もし偽メールらしいものが届いたら、フィッシング対策協議会(info@antiphishing.jp)に転送などで報告できます。

迷惑メールフォルダに入ったものは報告不要とされています(フィッシング対策協議会)。

ソースネクストでパスワード再設定できないときの症状別対処法

ソースネクストでパスワード再設定できないときの症状別対処法

再設定サイトへのアクセスが集中し、つながりにくい状態が続いています。

公式FAQも「時間をおいて試す」よう案内しており、SNSではログインサイトや再設定サイトにつながらないことへの不満が出ていると報道されています。

症状ごとの対処を表にまとめます。

症状 考えられる原因 対処
画面が開かない・とても遅い 再設定サイトへのアクセス集中 時間をおいて再度試す(公式の案内)
「パスワードリマインダ受付処理に失敗しました」と出る アクセス集中のため受付が失敗したとみられる(利用者の体験談ベース) 何度も連続で送らず、時間をずらして再度送る
再設定メールが届かない 迷惑メールフォルダへの振り分け、受信拒否、アドレスの打ち間違い 迷惑メールフォルダとドメイン指定受信の設定を確認
メールのURLを開いたら無効と出た 有効期限(1時間)切れ もう一度メールアドレスを入力して新しいURLを受け取る
登録したメールアドレスをもう使っていない メールが受け取れない 専用窓口(電話0120-035-116またはお問い合わせフォーム)に相談
もう使わないので再設定したくない — 再設定せず退会することもできる(専用窓口で受付)

アクセス集中でつながらないとき

「パスワードリマインダ受付処理に失敗しました」というエラーが出て何度やっても進まないという相談がQ&Aサイトに寄せられており、深夜に時間をずらして再試行したら完了したという声もあります。

同じく「日付が変わった深夜1時ごろから試したら、1時49分に完了した」「時間はかかったが最終的に再設定できた」という体験談もあり、失敗が続いても時間をおけばできる可能性があります。

つながらないからと何度も連続で送信すると、失敗が重なるだけなので、一度離れて時間をずらすのが現実的な対処です。

旧パスワードは無効化済みなので、再設定が今日中に終わらなくても被害が進むことはありません。

先に他サービスの変更を済ませておけば、ソースネクスト自体は焦らず待てます。

メールが届かない・URLが切れたとき

再設定メールが届かない場合は、まず迷惑メールフォルダを確認し、携帯電話会社のドメイン指定受信の設定でソースネクストからのメールが拒否されていないかを見直します。

アドレスの打ち間違いにも注意してください。

登録したメールアドレスをもう使っていない場合は、自分では再設定できません。

この場合の専用の回答は公式FAQにはまだ掲載されていないため(2026年10月20日時点)、専用窓口に相談するのが確実です。

電話は0120-035-116(10時〜18時、土日祝も受付)。

夜間は電話がつながらないため、それ以外の時間帯は公式サイトのお問い合わせフォームから連絡できます。

情報漏洩の対象か分からない人・CATV経由で登録した人へ

登録した覚えがないのにメールが届いた

「ソースネクストで何をしたか覚えていないのに流出通知が来た」「約27年前にソフトを買っただけなのに届いた」という声がQ&Aサイトに寄せられています。

こうした相談に対しては、メーカー製パソコンに最初から入っていた筆まめなどのソフトを使ったことがきっかけではないかという助言が寄せられています。

古い購入履歴から会員登録が残っていた可能性があり、登録時期の古さで対象外になるとは公式では書かれていません。

覚えがないからといって偽メールと決めつけず、まずは公式サイトを自分で開いて登録の有無を確かめてください。

不安が残る場合は、専用窓口(0120-035-116)に電話で聞くのが確実です。

通知対象は2026年10月13日13時36分までの登録者で、メールアドレスがない人には書面で連絡する予定とされています。

ケーブルテレビの格安スマホ経由で登録した人

ケーブルテレビ各社のスマホサービスに付いていた「スマートフォンセキュリティ」を通じてソースネクストに登録した人も対象です。

本人がソースネクストの会員だという認識がないことも多く、各社が公式にお知らせを出しています。

会社 告知日 対象 流出の可能性がある項目
イッツ・コミュニケーションズ(イッツコム) 2026年10月16日 イッツコムスマホ(音声SIM)契約者のうち、「スマートフォンセキュリティ」で自分で会員登録した人 氏名・メールアドレス
ケーブルネット296 2026年10月16日 296モバイルで会員サイトに登録し、「スマートフォンセキュリティ」などのオプションを使っている人 氏名・メールアドレス(住所・性別・電話番号・生年月日・会社名は登録項目がないため対象外)
松阪ケーブルテレビ 2026年10月16日 ケーブルスマホの「スマートフォンセキュリティ」「スタートパック」でアカウントを登録した人 メールアドレス・氏名など
高岡ケーブルネットワーク 2026年10月19日 「安心パックA/B」などで「スマートフォンセキュリティ」を使っている一部の利用者 ソースネクストのページを参照するよう案内

いずれの会社も、パスワードがリセットされているため再設定すること、問い合わせはソースネクストの専用窓口へ、という案内で一致しています。

登録項目が少ないCATV経由の利用者は、流出の可能性がある項目が氏名とメールアドレスだけに限られるケースがあります。

自分の登録状況は、契約しているケーブルテレビ会社のお知らせページで確かめてください。

ソースネクストの情報漏洩とパスワード再設定のまとめ

ソースネクストの情報漏洩への対応は、「慌てず、順番どおりに」が基本です。

旧パスワードはすでに無効化されているため、最優先で動かすべきは同じメールアドレス+パスワードを使っている他サービスの変更です。

ソースネクスト自体の再設定は、公式サイトを自分で開いて、アクセスが落ち着いた時間帯に進めれば足りるのです。

もう使わないなら、退会という選択肢もあります。

問い合わせの専用窓口は次のとおりです。

  • 電話:0120-035-116(10時〜18時、土日祝も受付)
  • メール:ソースネクスト公式サイトのお問い合わせフォーム
  • 退会:専用窓口(電話・メール)で手続き

今後も不審なメール・SMS・電話・郵便物が届く可能性があるため、URLや添付ファイルを開かない警戒をしばらく続けてください。

補償やお詫びの品、再設定の期限については、2026年10月20日時点で公式の発表はありません。

続報は公式ページで確認するようにしてください。

【参考・出典】

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