WPS Officeを消しても大丈夫？ファイルは残る？失敗しないアンインストール完全ガイド

2025年11月30日

「WPS Officeを削除したいけど、アンインストールしても大丈夫なの？」

「WordやExcelのファイルが開けなくなったら困る…」そんな不安を抱えていませんか？

結論から言うと、WPS Officeをアンインストールしても、作成したファイルは消えません。

ただし、いくつかの設定やライセンス情報は削除時に失われるため、正しい手順を踏むことが大切です。

この記事では、初心者でも安心して進められるように、

WPS Officeを削除しても大丈夫な理由
削除前に必ず確認すべき3つのポイント
Windows・Mac別の完全アンインストール手順
削除後におすすめの代替ソフト

を、画像イメージ付きでわかりやすく解説します。

データを守りながら、安全にWPS Officeを整理したい方は、このページを順番に読み進めてください。

WPS Officeをアンインストールしても大丈夫？

「WPS Officeを削除したらファイルが消えるのでは？」と不安になりますよね。

実はこの疑問、非常に多くのユーザーが感じているポイントです。

ここでは、WPS Officeをアンインストールしても安全かどうかを、根拠とともに丁寧に解説します。

結論：アンインストールしても大丈夫。その理由を理解しよう

結論から言えば、WPS Officeをアンインストールしても、作成したファイルは削除されません。

なぜなら、WPS Officeは「アプリ本体」と「ユーザーデータ（ファイル）」を完全に別の領域で管理しているためです。

たとえば、Word形式（.docx）やExcel形式（.xlsx）のファイルは「ドキュメントフォルダ」などに保存されており、ソフトを消しても影響を受けません。

また、他のアプリ（Microsoft OfficeやGoogleドキュメントなど）にも干渉しない設計になっています。

削除されるもの	残るもの
WPS Office本体のプログラム	作成したWord・Excel・PowerPoint形式のファイル
設定・履歴・一時キャッシュ	ドキュメント・画像・テンプレートなどのユーザーデータ
ショートカット・関連アイコン	他ソフト（Microsoft Office、LibreOfficeなど）

つまり、WPS Officeを削除しても他ソフトに悪影響はなく、データも安全に残ります。

これは、Microsoft Officeをアンインストールした際と同じ動作仕様です。

削除しても大丈夫な人・削除しない方がいい人

次に、自分が「削除しても大丈夫なタイプ」かどうかを見分けましょう。

削除しても問題ないケース	アンインストールを避けた方がいいケース
代替ソフト（Microsoft Office・LibreOfficeなど）が既に入っている	他のオフィスソフトをインストールしていない
WPS Officeをほとんど使っていない	.wps形式のファイルを頻繁に使っている
体験版の期限が切れている	有料版のシリアル番号を紛失している
Googleドキュメントなどクラウド中心で作業している	WPS Cloudのバックアップを確認していない

特に注意すべきは「.wps形式」ファイルです。

この形式はMicrosoft Officeで完全に開けない場合があるため、削除前に.docx形式に変換しておきましょう。

削除前に必ずやるべき3つの確認

アンインストール自体は安全ですが、事前に以下の3点を確認しておくと、トラブルを完全に防げます。

確認項目	内容
① シリアル番号の保管	再インストールや別PC移行時に必要。再発行は難しいため必ず控える。
② 未保存データの確認	編集中のファイルや自動保存データを手動で保存。
③ ファイルの関連付け変更	削除後にWord・Excelなどで開けるよう設定しておく。

この3つを済ませておけば、アンインストールで後悔することはありません。

つまり、「準備さえしておけばWPS Officeの削除はまったく問題ない」というのが本当の答えです。

アンインストールすると何が起こる？

では実際にアンインストールすると、パソコン内ではどんな変化が起きるのでしょうか。

ここでは「ファイル」「設定」「ライセンス」「動作面」の4つの観点で解説します。

1. ファイルはそのまま残る

アンインストールしても、保存した文書ファイルはパソコンにそのまま残ります。

削除されるのはWPS Office本体と一部設定データのみで、作成済みのドキュメントや画像などは安全です。

たとえば「文書.docx」「表.xlsx」「プレゼン.pptx」といった形式は、Microsoft OfficeやLibreOfficeでも問題なく開けます。

2. ライセンス情報は消えるが再入力で復旧可能

有料版を使っている場合、アンインストールによってライセンス認証情報は削除されます。

ただし、シリアル番号（ライセンスキー）自体は無効にはならないため、再インストール後に再入力すれば再び使えます。

別のPCに移行する場合も、キングソフトの「ユーザー登録ページ」で認証解除すれば再利用が可能です。

3. 設定・履歴はリセットされる

アンインストールによって、個別設定（ツールバー配置や履歴など）はリセットされます。

再インストール後に引き継ぎたい場合は、削除時のウィザードで「詳細設定を保留」にチェックを入れてください。

逆に、完全にリフレッシュしたい場合はチェックを外すのがおすすめです。

4. 一部環境で起こりうる不具合

ごくまれに次のような不具合が起きることがあります。

ファイルの関連付けが解除されて開けなくなる
旧バージョンのWPS Officeが残っていて競合する
アンインストーラーが破損して削除できない

このような場合は、後述する「Windows編」で紹介する強制削除ツール（IObit Uninstallerなど）を使えば安全に解決できます。

まとめると、WPS Officeをアンインストールしてもデータは消えず、必要なのは事前の確認と正しい手順だけです。

【Windows版】安全にWPS Officeを削除する完全手順

ここでは、WindowsパソコンでWPS Officeを安全かつ完全に削除する手順を詳しく解説します。

通常のアンインストールに加え、残存データやレジストリまできれいに消す方法も紹介します。

「削除したのにまだ残っている気がする…」という不安をゼロにする完全版です。

コントロールパネル・設定アプリから削除する方法

最も一般的で安全なのは、Windowsの標準機能を使って削除する方法です。

Windowsのバージョンごとに少し操作が異なります。

OSバージョン	操作手順
Windows 10 / 11	① スタートボタン → 「設定」 → 「アプリ」 → 「アプリと機能」 ② 一覧から「WPS Office」を選択し、「アンインストール」をクリック ③ 表示された確認画面でもう一度「アンインストール」を選択
Windows 8.1	① スタートボタンを右クリック → 「コントロールパネル」 ② 「プログラムのアンインストール」を選択 ③ 「WPS Office」をクリック → 「アンインストールと変更」

アンインストーラーが起動したら、「詳細設定を保留する」「プライベートデータを削除する」などの選択肢が表示されます。

再インストール予定がない場合は「プライベートデータを削除」を選びましょう。

これにより、設定ファイルや一時データも同時に消去されます。

残ったデータやレジストリを完全削除する方法

通常のアンインストール後も、一部の設定ファイルやレジストリエントリが残ることがあります。

パソコンを完全にクリーンな状態に戻したい場合は、以下の手順を追加してください。

項目	手順
① 残存フォルダを削除	エクスプローラーで以下を順に開き、「kingsoft」や「WPS Office」フォルダを削除・C:\Program Files (x86) ・C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming ・C:\Users\ユーザー名\AppData\Local
② レジストリの掃除（上級者向け）	「regedit」を起動し、 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall 内にあるWPS Office関連キーを削除（慎重に）
③ パソコンを再起動	再起動することでキャッシュが完全にリセットされます。

もし手動操作が不安な場合は、無料ツール「IObit Uninstaller」を使うと自動で残存データを検出・削除してくれます。

「強力スキャン」機能を使えば、レジストリや隠しフォルダまで一括で除去できます。

アンインストールできない時の原因と解決策

アンインストールがうまくいかない場合は、以下のいずれかが原因です。

原因	対処法
① WPS Officeが起動中	Ctrl + Shift + Escでタスクマネージャーを開き、 wps.exe / et.exe / wpp.exe を終了。
② アンインストーラーが破損	キングソフト公式サイトから最新のインストーラーを再ダウンロードし、上書きインストール→再アンインストール。
③ 権限エラー	アンインストーラーを右クリック→「管理者として実行」。
④ システムの一時不具合	再起動または「セーフモード」でアンインストールを実行。

どうしても削除できない場合は、WPSサポートセンター（wps@kingsoft.jp）に問い合わせるのも有効です。

慌てず、順番にチェックすれば必ずアンインストールは完了します。

【Mac版】WPS Officeを完全削除する方法

Macの場合も、アプリをゴミ箱に入れるだけでは関連ファイルが残ることがあります。

ここでは、Finderを使った基本的な削除手順と、関連データの徹底削除方法を紹介します。

Finderを使った手動アンインストール方法

まずは基本の削除方法から確認しましょう。

手順	説明
① Finderを開く	DockまたはCommand + Nで新しいウィンドウを開きます。
② アプリケーションを選択	サイドバーの「アプリケーション」をクリック。
③ WPS Officeを探す	一覧から「WPS Office」を見つけ、ゴミ箱にドラッグ。
④ ゴミ箱を空にする	Dockのゴミ箱を右クリック→「ゴミ箱を空にする」で完了。

この操作でアプリ本体は削除されますが、設定ファイルやキャッシュは残るため、次の工程も行いましょう。

ライブラリ内の関連ファイルを削除する

次に、ユーザーライブラリフォルダ内のWPS関連ファイルを削除します。

削除対象フォルダ	場所
Caches	~/Library/Caches/kingsoft または ~/Library/Caches/wps
Preferences	~/Library/Preferences/com.kingsoft.*
Application Support	~/Library/Application Support/WPS Office
Containers / Group Containers	~/Library/Containers または ~/Library/Group Containers 内のWPS関連フォルダ

Finderの「移動」メニュー→「フォルダへ移動」で「~/Library」と入力すると、簡単にアクセスできます。

削除が完了したらMacを再起動して反映させましょう。

AppCleanerなど自動削除ツールの使い方と注意点

手動削除が面倒な方は、無料ツール「AppCleaner」を使うのがおすすめです。

AppCleanerはWPS Officeの関連ファイルを自動検出し、一括で削除してくれます。

手順	内容
① AppCleanerをダウンロード	公式サイト（https://freemacsoft.net/appcleaner/）から取得。
② 起動してWPS Officeをドラッグ	WPSアイコンをAppCleanerウィンドウへドラッグ。
③ 検出された関連ファイルを確認	一覧に表示されたファイルをすべて選択。
④ 「Remove」をクリック	管理者パスワードを入力して削除完了。

注意： AppCleanerはシステムアプリを誤って削除しないよう、対象をよく確認してから実行しましょう。

作業後は再起動することで、キャッシュや一時ファイルも完全に消去されます。

Macでも、正しい手順を踏めばWPS Officeをきれいに削除できます。

これで、Windows・Mac両方の環境で「完全アンインストール」を実現できます。

WPS Officeを削除した後のおすすめ代替ソフト3選

WPS Officeをアンインストールしたあと、「WordやExcelファイルをどうやって開けばいいの？」という悩みを持つ人も多いでしょう。

そこでここでは、用途・予算・使いやすさの3軸で選べる代替ソフトを厳選して紹介します。

すべてWPS Officeと高い互換性があり、初心者でもすぐに使いこなせます。

① Microsoft Office：もっとも安定・互換性No.1

WPS Officeからの乗り換えで最もスムーズなのが、やはりMicrosoft Officeです。

特にビジネス用途で使うなら、この選択が最も安全で確実です。

互換性：WPS Officeで作成した.docx、.xlsx、.pptxファイルを完全再現
機能性：マクロ（VBA）、ピボットテーブル、条件付き書式など高度な操作に対応
クラウド連携：OneDriveとの統合により、データの自動バックアップが可能
ライセンス形態：Microsoft 365（月額制）または買い切り版（Office 2021）

デメリット： 価格が高めで、WPSよりも動作が重い点。

しかし、企業利用や共有作業が多いユーザーにとっては、信頼性と安定性で代えがたい存在です。

項目	Microsoft Office	WPS Office
価格	約15,000〜30,000円（買い切り）	約4,000〜8,000円
互換性	◎（自社形式）	○（一部レイアウト崩れあり）
動作速度	やや重い	軽い
マクロ対応	あり（VBA）	なし

「ビジネスで確実に動く」ことを重視するなら、迷わずMicrosoft Officeです。

② Googleドキュメント・スプレッドシート：無料でクラウド最強

「インストールしたくない」「無料で使いたい」という方に最もおすすめなのが、Googleドキュメント／スプレッドシートです。

完全無料：Googleアカウントがあれば誰でも利用可能
クラウド保存：自動保存・リアルタイム共同編集が可能
マルチデバイス対応：スマホ・タブレット・PCすべてで同一ファイルを編集
Microsoft形式互換：.docx、.xlsxファイルの読み書き対応

チームで同時に作業できる「リアルタイム編集」機能はWPS Officeにはない強みです。

さらにGoogleドライブとの連携により、どこでもアクセスできます。

注意点： インターネット接続が前提で、複雑な書式やマクロ機能は非対応。

それでも、基本的な文書作成や表計算には十分な機能を備えています。

無料かつクラウドベースでここまで使えるソフトはGoogleだけ。

③ LibreOffice：完全無料・オフライン派に最適

「ネットに頼らず、無料でWordやExcel互換ソフトを使いたい」なら、LibreOfficeが最適です。

WPS Officeと同じ“インストール型”で、操作感もよく似ています。

完全無料：オープンソースで商用利用も可能
オフライン対応：ネット接続がなくても全機能が使える
高い互換性：Microsoft Office形式（.docx、.xlsx、.pptx）に対応
多機能：Writer（Word互換）、Calc（Excel互換）、Impress（PowerPoint互換）など6種類のアプリ搭載

弱点： 書式の再現率がやや低く、マクロの互換性は限定的です。

ただし、個人利用や学習用途には十分な性能を持っています。

WPS Officeの“無料・軽量”という良さを引き継ぐ、最強のフリー代替ソフトです。

よくある質問Q&A（削除後の疑問をまとめて解決）

ここでは、WPS Officeをアンインストールしたあとによく寄せられる質問をまとめました。

「本当に大丈夫？」という不安を、ここで一気に解消しましょう。

Q1. アンインストールしたらWordやExcelファイルが開けなくなりますか？

いいえ、開けます。ただし開くための別ソフトが必要です。

WPS Officeで作成したファイル（.docx、.xlsx、.pptx）は削除しても残るため、他のソフトで開けば問題ありません。

Microsoft Office、LibreOffice、Googleドキュメントなど、互換ソフトをあらかじめ用意しておきましょう。

Q2. 有料版のライセンスキーは再利用できますか？

はい、再利用可能です。

シリアル番号（ライセンスキー）はアンインストールしても無効にはならないため、再インストール時に入力すればそのまま使えます。

別のパソコンに移行する場合は、キングソフトの「ユーザー登録ページ」で認証解除をしてから再認証してください。

Q3. WPS Officeを削除したのにまだ残っている気がします

残存ファイルやレジストリが残っている可能性があります。

Windowsの場合、「IObit Uninstaller」などの強制削除ツールで「強力スキャン」を実行しましょう。

Macの場合、「AppCleaner」を使えば関連ファイルを一括削除できます。

Q4. 再インストールしても起動しない場合は？

以下のいずれかの原因が考えられます。

シリアル番号の入力ミス
旧バージョンの残存データとの競合
セキュリティソフトによるブロック

一度アンインストールして再起動し、セキュリティソフトを一時停止してから再インストールを行うと解決する場合が多いです。

Q5. アンインストールした後に困らないためのチェックリストは？

削除前に、次の5点を確認しておくのがベストです。

① シリアル番号を控えている
② 編集中のファイルをすべて保存している
③ .wps形式のファイルを.docx形式に変換済み
④ 代替ソフトをインストール済み
⑤ クラウドデータを同期・バックアップ済み

この5項目を済ませておけば、アンインストール後に困ることは一切ありません。

次章では、この内容を踏まえて「まとめと再インストールのコツ」をお伝えします。

まとめ：WPS Officeをアンインストールしても大丈夫。大切なのは準備と確認

ここまで、WPS Officeのアンインストールに関する疑問をすべて解説してきました。

結論として、WPS Officeをアンインストールしても、保存したファイルや他のアプリに影響はありません。

ただし、削除前にいくつかの確認を行うことで、トラブルを確実に防ぐことができます。

アンインストール前に必ず確認したいチェックリスト

以下の8項目を確認してから削除作業に入れば、安心してアンインストールを完了できます。

✅ 有料版のシリアル番号を控えている（再発行は不可）
✅ 未保存データをすべて保存した
✅ .wps形式のファイルを.docxなど標準形式に変換済み
✅ WPS Cloudのデータを同期・バックアップ済み
✅ ファイルの関連付けをMicrosoft Officeや他ソフトに変更
✅ アンインストール中に「プライベートデータ削除」を選択
✅ 不要なレジストリ・残存ファイルを削除
✅ 再インストールや代替ソフトを準備している

このチェックを完了していれば、アンインストール後の不具合はほぼ発生しません。

再インストール・代替ソフトの準備も忘れずに

もし再びWPS Officeを使う可能性がある場合、以下をメモしておくとスムーズです。

項目	内容
再インストール手順	① 公式サイトから最新版をダウンロード ② シリアル番号を入力 ③ ライセンス認証を実行
再認証の注意	旧端末でライセンス解除をしてから新端末で認証
代替ソフト	・Microsoft Office（高機能・ビジネス向け）・Googleドキュメント（無料・クラウド型）・LibreOffice（無料・オフライン対応）

再インストールに備えて、シリアル番号は紙でもデジタルでも複数の場所に保管しておきましょう。

まとめ：不安をなくす3つの心得

最後に、この記事全体の要点を3行で整理します。

WPS Officeを削除してもファイルは消えない。
シリアル番号と保存データだけは事前にバックアップ。
代替ソフトを準備しておけば、アンインストール後も困らない。

この3つを守れば、アンインストール作業は安全・確実・ストレスフリーです。

「WPS Office アンインストールしても大丈夫？」という疑問の答えは──

はい、きちんと準備すればまったく問題ありません。

この記事の手順どおりに進めれば、トラブルなく安全にWPS Officeを削除できます。

そして、Microsoft Office・Googleドキュメント・LibreOfficeなどの代替ソフトを活用すれば、これまで以上に快適な作業環境を整えられるでしょう。

あなたのパソコンをより軽く、より自由に使う第一歩として、今こそ安心してWPS Officeを整理してみてください。

✔ ファイルは消えない ✔ ライセンスは再利用できる ✔ 不安は準備で解消できる

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